山形、そば 久司
山形にはものすごい数の蕎麦屋があるって。
でも蕎麦好き、ってなんかやなんだなぁ。
けっこういい会社脱サラして新橋あたりで作務衣着て薀蓄タレ流しながら打ってる姿がどうしても目に浮かぶ。
蕎麦を打って心を打ちたいんですよ、とかヌカしやがって。
麺の太さがバラバラなのだけがとりえのドコでもありそうな田舎蕎麦撃ちやがって。
いや、ビジネスに身も心もぼろぼろにされる前に、やはり人間、やりたいことをやらないと。とか。。
そんなもん、ちゃんとサラリーマン勤め上げたホウがスゴいよ。
そして、そもそもワタクシはゆで太郎が好き♪
だけど、気にはなる。仙台からクルマを飛ばし、山形についたのが午後8時。書店で蕎麦屋マップを立ち読んだ。
がーーーーーーーーーん
どこもかしこも4時とか5時、遅い店でも7時におしまい。
盛り場はやってるだろう、と駅前の悲しい飲み屋街を歩くと蕎麦屋あった。
客、入ってないよー。
で、もうしばらく歩いてポン引きのおっさんにうまい蕎麦屋ない?と聞いたらさっきの店を教えてくれた。
あれしかないんだ。
期待が高まらない。
ところが。
名物は板そば、山形では田舎蕎麦も更科も藪も喰える、という知識は今日知った。
ここのは名物系ではないだろう。
だけど、すばらしい蕎麦の香り、きっちり締まった歯ごたえ、ほんのり甘いけれどキレるタレ。ああウマい。
山形県山形市香澄町1-6-10
佐五郎ビルBF1
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